3月の誕生石はアクアマリンですが、日本では珊瑚(サンゴ)も3月の誕生石です。
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宝石ことばは「幸福、長寿、知恵」。
赤、白、ピンクのカラーバリエーションと
不透明石だからこその、暖かみのある柔らかな印象のある珊瑚。
珊瑚は真珠と並んで、日本が世界に誇れる海の産物。
そして、珊瑚は真珠と同じく有機物質です。
無機質である石の部類には入りませんが、真珠と共に海で採れる宝物として、世界中で愛されてきました。
奈良時代には、地中海で採れた珊瑚がペルシアを経由して中国へ輸入され、その美しさから珍重されていました。
日本は中国から輸入し、『古渡り こわたり』という名前で、大人気〜!!
ちょうど同時期に起こった七福神の縁起信仰と結びついたことで、「幸福、長寿、知恵」が宝石ことばになったとされています。
暁斎の浮世絵『新板七福神市原野見(立)図』右下に赤珊瑚が描かれています。
現在、珊瑚は地中海では採れません。
日本では、土佐沖で採れる「血赤」と呼ばれる赤が鮮やかな珊瑚のほか、鹿児島沖、沖縄沖、小笠原、八丈島付近。
台湾沖、フィリピン沖、東シナ海などが主な採取場とされています。
採取場を見ても、日本に縁のある宝石だということが、よくわかりますよね。
身近な宝石、珊瑚。
身につけていただくと、きっとしっくりくるはず。
ぜひ1度お手に取っていただけたらと思います。
なんせ七福神もご愛用の珊瑚ですから、魔除け効果は絶大!